11月30日に小川公民館と体育センターの2カ所にAEDを設置しました。
どんな時に使用するのか、下記に要約しましたのでご参考にして下さい。
また、自治会では消防署と連携し訓練も実施していますので、機会がありましたら是非ご参加下さい。
1.AEDはどんな時に使う?
倒れている傷病者に意識がなく、呼吸がない時に使います。呼吸確認の判断が難しい場合も、心停止とみなして救命措置の必要があります。
2.AEDを使う前の大事なこと
①傷病者に遭遇した場合、まず意識や呼吸を確認し、それらが無い時は「AEDと119番通報」と周囲の人に呼びかけ、協力を求めます。
②まずは周囲の安全(特に路上では注意が必要)を確保して胸骨圧迫や人口呼吸を始め、AEDが届けば装着する。AEDによる処置が必要かどうかは、機械が判断してくれます。
3.AEDの使い方
電源を入れたら、音声ガイダンスが流れるのでそれに従って処置をしていきます。
①電源を入れる
②パッドを胸に貼る
③AEDによる心電図解析
④電気ショックによる除細動(AED作動の場合)
⑤胸骨圧迫(心臓マッサージ)
⑥救急車到着まで④⑤を繰り返す
また、AEDによる指示に従います。
4.心肺蘇生の生存率~【総務省消防庁、令和4年版救急救助の現状】から引用
令和3年中に一般市民が心肺蘇生を実施した傷病者の1か月後生存率は14.1%、実施しない場合7.0%となっています。
さらに一般市民がAEDを使用の場合、1か月後生存率は49.3%となった。
5.AEDによる救命率
救命率を上げるためには「5分以内」が鍵となります。
心室細動時、2分以内に除細動を行えば救命率は80%以上とかなり高確率ですが、5分を経過してしまうと救命率は50%以下に下がり、1分遅れるごとに救命率は7~10%ずつ低下してしまいます。